西欧の鉄道好きの亭主とお花の好きな妻の愉快な西欧新婚旅行2週間の記録です。現地鉄道情報と居心地の良い中級ホテル情報があります。


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スウェーデン国鉄 栄光の夜行1列車でデンマークへ


さあ電車王子の出番です。

スウェーデンからデンマークへの移動も振子特急X2000でも5時間もかかりますので、時間の有効活用のため寝台特急を利用しました。ストックホルム23:05発スウェーデン南端マルモ行き、番号「1列車」です。
列車番号からスウェーデンを代表する夜行列車と言えそうで、シャワー付き個室寝台車を連結した豪華編成です。

※写真は発車前の1列車
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ベルゲン夜行と同じで、乗車前に車掌のチェックイン手続きを受けて乗車するシステムとなっており、ホーム中央に受付ブースがあり、ここに車掌氏が入り受付します。
日本ではまず指定された客室に乗り込み、列車の発車後、巡回する車掌氏が車内改札するのが一般的ですから、注意が必要です。ただしこの後訪問したドイツ等では日本と同じ方式でしたが…。

※写真は受付(チェックイン)ブースで受付中の1列車。当該列車の車掌氏自らブースに入り受付中。
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なお私が予約した11号車個室寝台車は、シャワー付きなのですが、1両のうち半分の客室は共同シャワー利用の少し狭い個室寝台、残りは各個室にシャワーのあるデラックス個室寝台になっていました。

今回は新婚旅行なので、奮発して個室シャワー付きを予約したのですが、日本人のように熱いお湯を大量に使う習慣がないのか?残念ながら、ぬるいお湯が出るだけで少し寒い思いをしました。他の方のブログでも「とんでもない個室寝台だ!」と批判されている方がおられましたので、SJさん、是非改良工事してくださいね!この後乗車したシティナイトラインの個室シャワーは非常に快適だったのですが…。
妻にも寒い思いをさせてしまいました。ごめんなさい…。

※後日談です…納得いかない亭主はSJのホームページから拙い英語で苦情を申し上げたところ、寝台券の現物を送付するよう要請があり、その後数回の文通を通して、寝台料金の払い戻しを受けることになりました。言うべき苦情は言わなきゃ損ですね~。


※写真は個室内部。右手の扉を開けるとシャワールーム(お手洗い兼用)がある。個室寝台自体はなかなか快適なベッドで満足!北欧らしく木目の内装で落ち着きます。
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↑こちらは2等クシェット寝台6人室



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↑定刻スウェーデン南端のマルモ駅に到着
行き止まり式(頭端)ホームが終着駅らしいですね。

定刻早朝6時42分にスウェーデン南端のマルモ駅に到着しましたが、ここでおもしろい出来事がありました。

実はこの列車の寝台指定券には「朝食付き」と記載があるのですが、特に朝食場所の案内はありません。野田隆さんの著書「北欧=鉄道旅物語」では、このような場合、別の北欧の駅では「駅構内の喫茶レストラン店」で朝食が食べられた!と記載があることは承知していましたが、それらしき店もなく、思い切って機関車の解結作業をしている1列車の車掌氏に聞くと「駅前のサボイホテルだよ!」と英語で言われました。

だったら「乗車中に案内してよ!」と思いながら、重い荷物を持ち、やっと「Elite Hotel Savoy」と書かれた駅前のサボイホテルに入ると歴史のある高級な雰囲気で、1階のレスランでは、ホテル宿泊客と思われる皆さんが豪華メニューの朝食中・・・。

「ホンマにここでいいのかな?」ウエイトレスさんに寝台指定券を見せながら恐る恐る聞くと「え?この切符じゃだめよ!1等の切符だけよ!朝食食べたいなら○○クローネ払ってね!」というような意味の冷たい言葉を恐い顔されて英語で早口で言われ、一瞬ひるみました。

しかし豪華な朝食を目前にして、そんなことで諦めるほど弱くない私は、ホテルフロントに確認した上で、今度は1等のユーレールパスを見せると、ウエイトレスさん態度一変!苦笑しながら「あら、ごめんなさい。その寝台チケットはドイツ語だったので読めなかったのよ!さあ朝食をどうぞ!」と案内されました。

妻には「どう見ても私たち夫婦は1等の客に見えなかったのよ!」と言われ、確かにスニーカー+バックパッカーだしなあと妙に納得してしまいました…。

しかし、急に苦笑して謝ったウエイトレスさんの笑顔が、旅のよい思い出になりました。多分、ほとんどの乗客は先を急いで、この朝食サービスは利用していないのではないかと思われます。

私たちは頻発運行(昼間20分間隔で発車)の海峡大橋経由コペンハーゲン行き快速列車に乗換えして、コペンハーゲン観光に出かける予定だけなので、先を急ぐわけでもなく、ゆっくり豪華な朝食を楽しみました。

夜行列車というと狭くて揺れてサービスが悪いと思われる方も多いでしょうが、このようなホテルでの朝食サービスは鉄道では珍しく、なかなか良いサービスだと思います。

後日調べてみたところ、このサボイホテルはやはり歴史あるホテルで、スウェーデンの小説家マイ・シュヴァルとペール・ヴァールーの「マルティン・ベック」シリーズに登場しテレビドラマ化され、ミステリー小説の舞台になったホテルなのだそうです。

小綺麗な町並みも好印象で、次回機会があれば、このサボイホテルに宿泊して「マルモ」の街を歩いてみたいと思いました。


※写真はサボイホテル朝食会場。まさか!夜行列車の朝食サービスがあるなんて?思えぬ雰囲気・・・。
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by since2007cello | 2007-11-12 00:17